朱文とは文字を残す彫り方で捺印時に文字の部分が浮き上がるように彫ります。捺印した時には文字部分が朱になります。白文とは文字を削る彫り方で捺印時に文字の部分が沈みこむように彫ります。捺印した時には文字部分が白くなります。
通常のビジネス等で使用される印鑑では多くが朱文で彫られていますが、落款印では姓名印には白文が、雅号印(本名以外につける風雅な名のこと。ペンネーム。)には朱文が使われています。
古くは「白文」の方が「朱文」より位が高く、正式であるとされていた時代もあったとされています。
現在では朱文と白文に決まった使い別けはなく、好みで使い別けるようになってきました。
※白文については、実印登録が出来ない、各銀行によって白文では銀行印としても受け付けてもらえないことがありますので、認印としてお使いください。