玄関先で荷物を受取る、履歴書・契約書のような重要な書類、さまざまな場面で私たちは印鑑を押しています。
いろいろな人の目に触れるからこそ、「かすれ」「にじみ」「ゆがみ」などのないキレイな印影を残したいと思いませんか?
そこで今回は、印鑑を押すのが苦手な方でもすぐに実践できる、印鑑のキレイな押し方を4つのポイントに分けてお教えいたします。
印鑑をキレイに押す4つのポイントをご紹介
「準備するもの」「正しい印鑑の持ち方」「押す際の正しい姿勢」「押し方のポイント」、4つのポイントに分けて紹介していきます。
1. 準備するもの
準備するものは印鑑(実印・銀行印・認印・角印・訂正印)、朱肉、捺印マット。
捺印マットがない場合はチラシや紙を四つ折りにして下に敷くことによって代用できます。
■印鑑の印面の中抜け・欠け
中抜け:そもそも印鑑が平らになっていない場合が結構あります。
その点、ハンコヤドットコムで販売している印鑑はすべて、作る工程で「面すり」という印面を平らにする作業をしていますので、安心してお使いいただけます。
欠け:長期保管していた印鑑は印材にもよりますが印面の欠けや腐食が起こりやすくなります。
⇒ ハンコヤドットコムがおすすめする【キレイに押せる印鑑】のご紹介
■道具の重要性・必要性
朱肉:印鑑ケースに付属している簡易な朱肉は表面がメッシュ状になっているので、印影にムラが出てしまうことがあります。
乾きが遅い朱肉の場合は、捺印後に印影が汚れたり崩れたりすることもあるため、速乾性で布張りの朱肉をオススメします。
捺印マット:硬い机で印鑑を押してしまうと、均等に力が伝わらず印影がかすれてしまう場合があります。
印鑑を押す場所に捺印マットを使うだけで、押したときの印影の美しさが変わってきます。
人気の速乾布張りの朱肉から練り朱肉・印泥まで。ハンコヤドットコムでは約50種類以上の朱肉を取り扱っております。
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定番デザインから当店オリジナル品まで取り揃えております。イチオシは本物の革を使ったシックな「栃木レザー 本革捺印マット」です。
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2. 正しい印鑑の持ち方
キレイに印鑑を押すにはまずはハンコの上下の確認をします。
印鑑よっては目印として、アタリというしるしがついている場合があり、その面がハンコの上を示します。
右利きの場合は右手で持ち、ハンコの印面の下側に親指をそえて持ちます。
■印影の上下の逆押し
印影は素人目には読みにくいものもあります。
特に吉相体という書体は上下の判別が難しいので、押す前にしっかりと印面を確認して、逆押しにならないよう注意しましょう。
3. 押す際の正しい姿勢
その状態で朱肉を軽くポンポンと2、3回ほどつけます。
このとき力を入れすぎると印面の溝に朱肉がたまり、押したときに印影が崩れる原因になるので、全体に均一に軽くつけるのがポイントです。
朱肉をつけたら押す体勢を作ります。
印面を下にして左手を添え、同時に肩甲骨を広げます。
閉じてしまうと力んでしまい捺印がゆがむ原因になります。
4. 押し方のポイント
実際に押してみましょう。
印鑑を押す姿勢が整ったら真上から力をかけて押し、印面全体を紙にあて上下左右に軽く力を入れます。
例えで「の」の字を書くように、力を入れるともよく言われます。
■印鑑を押すときは慌てない
宅配の受け取りなどで印鑑を押すときは、何も考えずに適当に押していると思いますが、重要な書類などに押すときは、ついつい緊張してしまい肩に力が入りがちです。
一度印面の向きが正しいかゆっくり確認してみるなど、一呼吸おいて、リラックスしましょう。
印鑑の悪い押し方の例を紹介
力のかけ方によっては朱肉の乗りが均一にならず、キレイな捺印ができません。
また、朱肉をべったりつけすぎると印面に詰まってしまい、美しい印影になりません。
もし印面に朱肉が詰まっていたら、使い古したハブラシなどで取り除きましょう。
⇒ 印鑑の押し方を失敗してしまった時に使用する訂正印のご紹介