実印が急に必要になったら
実印を用意するための手順は大きく分けて以下の2つです。
・実印として登録したい印鑑を購入
・印鑑と身分証明書類、登録料を持参し、役場に申請
実印は頻繁に使用するものではありませんので、急遽必要になっても手元にない場合が多いようです。
既製品を実印として登録できる地域もありますが、偽造される恐れなどもあります。
はんこの印影には本人を証明する役割を持っており、特に実印は重要な契約によく使用されます。誰でも手に入るはんこを実印として使用するのは危険ですので、唯一無二のものを作成しましょう。
お近くにはんこ屋さんがない場合はネット通販での購入が便利です。
また、実店舗ではすべて手彫りで作成するところが多く、その場合値段が高額になってしまったり受取りまでに時間がかかってしまいます。
実印は長く使うものですので、素材は丈夫で印影は美しく唯一性のあるものが求められます。ハンコヤドットコムでは、機械彫りと手仕上げの組み合わせにより、オリジナルで高品質な実印を作成、最短即日でお届けが可能です。 そのため、ネットで実印を購入することに不安を抱く方にも安心してご注文いただけます。
実印が届いたら自身が住民登録してある役場に行き、実印登録を行います。
本人が申請した場合、即日で印鑑登録が可能です。登録が済めば、「印鑑登録証」を発行してもらえます。こちらと手数料、本人確認書類を用意すれば「印鑑証明書」が発行できるようになります。
※印鑑登録や証明書の発行手続きに関しては、市区町村ごとに規定が異なりますので事前にご確認ください。
実印の印影をきれいに残すための朱肉
実印が必要となるシーンは様々ですが、何か大きな決断をしなければならない場面が多いです。
不動産・自動車の売買や遺産分割といった、自分の資産に、ひいては人生に大きく影響を与えるような重要な契約によく実印が用いられるためです。
そのため実印を押印する際には、きれいな印影を残しておきたいものです。
印材の特性によっても変わる印影ですが、それ以上に重要になのは使用する朱肉の種類です。
実印を押すことができれば何でも同じではないかと思われがちですが、朱肉にも種類があり、その特性によって印鑑を押したときの発色にかなり違いが現れます。また、印影の劣化速度も異なってくるのです。
はんこで使用される朱肉は「練り朱肉」と「スポンジ朱肉」の大きく二つに分けられます。
練り朱肉は、銀朱(色素)にひまし油などを混ぜ、和紙やヨモギなどを加えて固めたものです。
印影が鮮明に残り、発色がきれいなのが特徴です。また、 一般的な色素に比べて紫外線劣化などが起きにくいため、実印を押印する必要のある大切な契約等には練り朱肉をおすすめします。
ただし速乾性はないため、完全に乾くまですれたりしないように注意する必要があります。
スポンジ朱肉は、色素と油分を混ぜたインクを練りかためずにスポンジにしみこませていったもので、練り朱肉よりも手軽に使えるため広く一般的に使用されていますが、発色は少し劣ります。実印には練り朱肉をおすすめしましたが、スポンジ朱肉を使用しても問題ありません。速乾性があり持ち運びにも便利なため、実印や銀行印などを捺印する際にもよく見かけます。
それぞれメリットとデメリットがありますので、ご自身が実印を押す際にご参考いただければと思います。
ハンコヤドットコムでは、「練り朱肉」「スポンジ朱肉」のどちらも購入いただけます。
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