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- 薩摩本柘(さつまほんつげ)
薩摩本柘木のぬくもりがやさしいお手軽価格の「薩摩本柘」
木製の印材としては古くから使われており、一般的な印鑑として広く愛用されています。
柘には種類がありますが、薩摩本柘は柘の中でも高級品とされており、長い間使用してもあまり変化がないことが特徴です。
ハンコヤドットコムでは国内産にこだわり、その中でも高級とされる鹿児島産の合法性薩摩本柘のみを使用しております。
- 薩摩本柘は彫刻に適した印材
- 薩摩本柘は天然植物系の印材としては非常に繊維緻密で、成長が遅く目が詰まっている柘の木は硬度も粘りもあり篆刻(彫刻)に適しています。
また、木目がとても綺麗なため、様々な加工製品に使われています。
薩摩本柘は木材なので直射日光や急な乾燥、湿気などの気温の変化に弱い部分がありますが、捺印後のメンテナンスや保管に注意していただくことで、印鑑を長持ちさせることができます。
薩摩本柘の加工について
木の優しいぬくもりが感じられるようにバフ磨きで加工し、手触りのよい印鑑に仕上げております。
耐久性を向上させる為、
輝きのあるニス加工を施しております。
- 100%国内産の薩摩本柘
- 多くの印章店では、東南アジア方面からの輸入されている柘が多く使われておりますが、当店では100%国内産。
その中でも高級とされる鹿児島産の薩摩本柘のみを使用しております。
押印のあと朱肉を拭き取る等こまめなお手入れが、印鑑を長持ちさせる秘訣です。
また、植物系印材は直射日光や急激な乾燥・湿気の気温の変化に弱い性質があります。
専用ケースに入れて、大切に保管してください。
まめ知識
江戸時代、島津斉彬公の頃、産業振興のひとつとして従来よりありました古柘に改良を加えて質のいい本柘を作り、櫛(くし)の材料として育てられたのが薩摩柘植の始まりです。
適度に硬くねばりがあり、環境による変形や割れを生じず、油によくなじむなど数々の優れた特徴をもっています。
櫛のほか、織機のシャットルや将棋の駒、ボタンやそろばんの玉などにも使用されていましたが、現在はその80%以上が印材として、残りは日本髪用の櫛材として用いられています。
鹿児島県の暖かい気候とシラス台地のものでしか育たない薩摩黄楊(さつまつげ)。その成長は遅く、挿し木から40年以上の年月を経て、直径15センチ 高さ3メートルの成木になります。
現在、印材用の柘材としては地球上で唯一植林され、繰り返し生産されている貴重な資源となっております。