印鑑うんちく事典

実印とは

普段あまり意識しないと思いますが、ハンコを押すということは「この書類に書いてあることを確かに認めました」という意思表示の意味合いがあります。
そして、重要な書類になってくると「確かに本人が押した」ということを証明しなくてはいけません。
その証明に必要になってくるのが「実印」です。

実印とは、市区町村の役所に登録した、公的に認められたハンコのことをいいます。
役所にハンコを登録することを印鑑登録といい、登録されたハンコを実印と呼びます。
印鑑登録をすると、印鑑証明書を取ることができます。
この証明書があることで、「確かに本人が実印を使って押した書類」であることが認められます。

印鑑登録をしたハンコが実印

このページでは引きつづき「実印」を知る上で大事なポイントとなる

  • どんなときに実印が求められるのか
  • 実印を作るときにはどんなことに気をつけるべきか
など、「実印」についての紹介をしていきます!

実印が求められるのはこんなとき

はんこくん

「なんとなく大事な手続きのときに必要な気がする・・・」
そんな「実印」ですが、具体的にどんな場合に必要になるんでしょうか?

実印は、金銭的に高額な取引のある契約書などに求められることが多いです。
代表的な取引に、

  • マンションや家・土地などの不動産を購入・売却するとき
  • ローンを組むとき
  • 自動車を購入・売却・譲渡するとき
  • 遺産相続をするとき
  • 生命保険や自動車保険などに加入するとき
  • 保険金を受け取るとき
などがあります。
このような、本人かどうかの確認が大切な場面では、「実印」と「印鑑証明書」によって本人確認をしています。
個人が使うハンコの中でも「実印」は特別な役割があるのがわかりますね。

【実印を作ってみよう】実印を作るときのポイント

ここからは、実際に実印を作るときに押さえておきたいポイントを紹介していきます!
実印は公的に認められるハンコ。
登録するに当たって、守らなくてはならない規定があります。

実印を作るときには気をつけよう!役所で定められている実印の規定

印影(いんえい)の大きさの規定

印影とは、ハンコを押したときの朱肉の跡のことです。
市区町村によって差がありますが、印影の大きさは「8mmの正方形に収まらず、25mmの正方形からはみ出さないもの」としている場合が多いです。

印影の大きさの規定:規定範囲内の大きさイメージ

印影の形の規定

押したときに円形となるハンコが一般的です。
あまりに適切ではない形状のものは認められませんが、楕円形や角形でも登録できます。

規定でOKとされる印影の形のイメージ

ただし、輪郭(りんかく)が欠けていたり、輪郭がないハンコは認められません。
なぜなら、欠けているものは正確な印影を残すことができません。
また、輪郭がないものは力のバランスが悪くきれいに押せなかったり、偽造される危険性が高いからです。

規定でNGとされる印影の形のイメージ

ハンコの刻印内容の規定

ハンコに刻まれる文字にも規定があり、戸籍上の名前を表す必要があります。
例えば、フルネーム、苗字のみ、名前のみ、もしくは苗字と名前の頭文字同士を組み合わせたものなどです。
(氏名をひらがなやカタカナに代えたものは登録できない場合もあります。)
「徳川 家康」という氏名の場合、刻印内容がOKとされるのは以下のようなパターンです。

刻印内容がOKとされる印影の形のイメージ

氏名以外のことが刻印されているものは登録できません。
そのため、旧姓で作成することはできないのです。
また、「弁護士」などの肩書き・職業名が入ったものも、氏名以外のことが刻印されているので登録することができません。
他にも、イラストなどが入ったハンコや、文字が白く浮かぶ逆彫りのものもNGとされています。

刻印内容がNGとされる印影の形のイメージ

その他の規定

上記以外にも、以下のような要件があります。

  • 実印は一人につき1個までしか登録できない(変更したい場合は手続きが必要)
  • 家族などがすでに登録している印鑑を使うのはNG
  • ゴム印やスタンプなど変形しやすい材質はNG

100円均一などで販売されている大量生産されたハンコ(=三文判)をNGとする役所もあります。
なぜなら、三文判は同じ印影のものが多数存在すると考えられるからです。

ハンコ屋さんで「実印」として売られているものは、一般的に規定から外れないサイズ・形状になっているので安心して購入してください。
ただし実印の刻印内容は、市区町村ごとに規定があり、要件が異なってきます。
なので、ハンコを作る前に役所のホームページなどで規定をチェックしておきましょう!
「○○市 印鑑登録」などで検索すると、登録できる印鑑の要件が確認できますよ。

実印に適したサイズはこれ!男女別の定番サイズ

実印には男性・女性で定番のサイズが存在します。
世間では一般的に、男性用が直径15~18mmの丸印、女性用が13.5~15mmの丸印とされています。
ハンコヤドットコムでは、手に持ったときのフィット感がハンコの押しやすさに関わるという考えのもとで、オススメのサイズを案内しています。

実印の男女別定番サイズ:対応表

男性には、18.0mmか16.5mmが特にオススメ、女性には、15.0mmが特にオススメです!
もし可能であれば、街のハンコ屋さんなどで実際にハンコを手にとって感触を確かめてみてください。

はんこくん

自分の手には小さすぎるハンコだと、キレイに押すのが意外と難しいんですよね・・・。

実印の刻印内容はフルネーム?苗字のみ?名前のみ?

実印は「フルネーム」「苗字のみ」「名前のみ」のいずれでもOKとしている市区町村が多く、その場合どれにするかはあなたの好みの問題になります。
好みの問題になると迷ってしまいますよね・・・?
なので、ここではハンコヤドットコムでの実際の注文内容をもとに、男女別の刻印内容の傾向を紹介したいと思います。

男性の実印の刻印内容

男性はフルネームで作る方が多いです。
男性の実印は比較的大きなサイズなので、フルネームを入れるのに十分な大きさであることが多いです。
また、文字を多く入れる方がバランスがよく、適度に複雑な印影にできます。
重要な書類に押す印鑑にふさわしく、どっしりとした印象も与えられますし、気持ちも引き締まりますね。
また、印影が複雑であれば、偽造などのリスクも減らすこともできます。
漢字で最大8文字程度は入れることができるので、よっぽど長い名前でなければフルネームで作ってみてはいかがでしょうか?

男性の刻印内容のイメージ

女性の実印の刻印内容

女性は、名前のみで作る方が多いです。
主な理由としては、結婚・離婚によって苗字が変わる可能性があるからです。
ハンコを作り直すのも手間なので、届出の必要な実印や銀行印は「名前」で作っておくという考えの方が多いようです。
ただし、名前だけの印鑑は、フルネームに比べてセキュリティ面では劣ります。
「偽造のリスクを減らすために念入りに作りたい」という場合は、フルネームでの作成をオススメします。

女性の刻印内容のイメージ

※刻印内容の規定は市区町村によって異なるので、事前に確認しておきましょう。

実印に適した書体とは

ハンコには一般的な書体として以下のようなものがあります。

実印に適した書体見本

実印の書体には特に規定はありませんが、書体選びのポイントとしては、偽造のされにくさを考慮するといいです。
実印は、重要な契約のときに本人の証明として使うので、他者が簡単にマネできてしまうと危険です。
なので、読みにくく他者が簡単には作れない「吉相体(きっそうたい)」がオススメです。
(吉相体は、別名「印相体(いんそうたい)」とも呼ばれていて、易学や風水で開運印相に使われます。
字が上下左右斜めと八方に広がっているので、縁起が良い書体として人気です。)

ただし、読みにくければ読みにくいほど良いというわけではありません。
文字が不鮮明だったり、読むのが困難すぎるものは登録できないこともあります。
もし作ったハンコが「読みづらくて登録ができない」と言われたら、ハンコを作り直さなければなりません。
なので、確実に登録したいという方は、吉相体の次に読みにくい「篆書体(てんしょたい)」を選んでおくと安心です。

はんこくん

このページでは実印を作るときのポイントをお伝えしてきました。
実印を作ったら次は印鑑登録をすることになります。
印鑑登録の仕方や、印鑑証明の取り方など役所での手続き方法も詳しく説明しているので、関連記事もチェックしてみてくださいね♪

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