印鑑うんちく事典

実印の変更・廃止方法

せっかく登録した実印も、なくしたり、欠けてしまったらハンコを変更しないとダメです。
他にも「引っ越しするけど、市役所に登録してあるハンコはどうすればいいの?」
「結婚で名前が変わったけど、旧姓のハンコはどうすれば良い?」
といったように、実印の手続きで困ることってあると思います。
ここでは「実印での困りごと」を解消できるよう、シーン別の手続き方法を紹介していきます。

引越しして住所変更が必要になったとき

引っ越しなどで住所が変わる場合、引越し先が住民票のある市区町村内なのかどうかで対応が変わります。

引越し先が市区町村内の場合

引越し先も同じ市区町村内の場合、印鑑登録の手続きはしなくてもOKです。
同一の市区町村内に引っ越すときの手続きとして、「転居届」を役所に提出しますが、そのときに役所が印鑑登録上の住所も変更してくれます。

引越し先が市区町村外の場合

他の市区町村へ引越しする場合、引越しの役所では印鑑登録の抹消を、引越しでは印鑑登録の手続きを行います。

  1. 引越し「元」の役所ですること

    「転出届」を出したときに印鑑登録が抹消されるので、印鑑登録の廃止の手続きは特に必要ありません。
    ただし、役所によっては、印鑑登録証(印鑑登録カード)の返却を求められることがあります。
    転出届を出すときに印鑑登録証(印鑑登録カード)も持っていきましょう。

  2. 引越し「先」の役所ですること

    引越し先の役所には「転入届」を出します。
    引っ越した後でも実印を使う場合は、一から印鑑登録の手続きをしましょう。
    引っ越し後、もう実印を使わないという場合は、手続きしなくてOKです。

引越し元の役所に転出届を出し、印鑑登録が抹消された時点で「実印」の効力はなくなります。
そのため、引越し先で印鑑登録をしなければ、手元にあるハンコは実印ではなく認印になります。

結婚などで氏名が変わったとき

結婚などで氏名が変わったとき、実印に刻印してある名前が旧姓のままの場合は、再度登録しなおす必要があります。
例えば、北条政子さんが結婚して、源政子さんになったときを見てみましょう。

登録してあるハンコの刻印内容が「名前のみ」のとき

ハンコの刻印内容が「名前のみ」のときのイメージ

「政子」という名前は変更がないので、手続きはしなくてもOKです。
ただし、結婚によって引越しをする場合は、引越し先の役所へ印鑑登録をする必要があります。
引越しして住所変更が必要になったときの対処方法はこちら

登録してあるハンコの刻印内容に旧姓が含まれるとき

ハンコの刻印内容が「苗字」のときのイメージ

以前の苗字が含まれる場合です。
旧姓が北条・いまの苗字は「源」なので、氏名が一致しません。
この場合、印鑑を変更しなければなりません。
変更の手順は、以下の2ステップです。

  1. 旧姓のハンコでの印鑑登録を廃止
  2. 新しいハンコで再度印鑑登録

印鑑登録の手続きをした役所に行って、備え付けの「印鑑登録廃止申請書」に記入し、窓口に提出すれば印鑑登録を廃止できます。
もし、本人が役所に行けない場合は、代理人に委任状を渡して代わりに申請してもらうこともできます。

必要なもの

  • 印鑑登録証(印鑑登録カード)※マイナンバーカードで登録している場合はマイナンバーカード
  • 廃止する実印
  • 本人確認書類(役所指定のもの)
  • 委任状(代理人の場合)

廃止の手続きが済んだら、新しいハンコで印鑑登録を行いましょう。

はんこくん

このように、苗字の変更によって、印鑑登録の手続きが必要な場合があります。
苗字が変わったときにハンコを作り直さなくて済むように、名前で刻印をしておくという方も多いです。

実印が欠けたとき

実印が割れたり、摩耗してハンコを押したときの印影が変わったときは、実印を変更する必要があります。
実印は人生でそう何度も押すものではありませんが、保管環境が悪いと欠けてしまうこともあります・・・。

ハンコの持ち手や側面が割れるのは支障ありません。
しかし、押したときの印影が登録したものと違うと、実印としての効力がなくなってしまいます。
そうなった場合は、印鑑登録を廃止し、新しいハンコで印鑑登録をする必要があります。

印鑑登録の手続きをした役所に行って、備え付けの「印鑑登録廃止申請書」に記入し、窓口に提出すれば印鑑登録を廃止できます。
もし、本人が役所に行けない場合は、代理人に委任状を渡して代わりに申請してもらうこともできます。

必要なもの

  • 印鑑登録証(印鑑登録カード)※マイナンバーカードで登録している場合はマイナンバーカード
  • 認印(実印が割れ・磨耗によって押せないので認印を押すことになります)
  • 本人確認書類(役所指定のもの)
  • 委任状(代理人の場合)

廃止の手続きが済んだら、新しいハンコで印鑑登録を行いましょう。

実印を紛失したとき

実印をなくしてしまったら、誰かに不正に使われる前に印鑑登録を廃止しなくてはなりません。
印鑑登録の手続きをした役所に行って、備え付けの亡失届(ぼうしつとどけ)に記入し、窓口に提出すれば印鑑登録を廃止できます。
もし、本人が役所に行けない場合は、代理人に委任状を渡して代わりに申請してもらうこともできます。

必要なもの

  • 印鑑登録証(印鑑登録カード)※マイナンバーカードで登録している場合はマイナンバーカード
  • 認印(実印が紛失によって押せないので認印を押すことになります)
  • 本人確認書類(役所指定のもの)
  • 委任状(代理人の場合)

廃止したハンコは、実印の効力がなくなり「認印」となります。
もし、再び実印が必要になったときは、新しいハンコで再度印鑑登録の手続きをしてください。

印鑑登録証(印鑑登録カード)を紛失したとき

実印が無事でも、印鑑登録証(印鑑登録カード)をなくしてしまったら、やはり登録を廃止しなくてはいけません。
印鑑登録証(印鑑登録カード)があると、印鑑証明書を不正に発行されてしまう恐れがあり、ハンコをなくすよりも危険です。
印鑑登録の手続きをした役所に行って、備え付けの亡失届(ぼうしつとどけ)に記入し、窓口に提出すれば印鑑登録を廃止できます。
もし、本人が役所に行けない場合は、代理人に委任状を渡して代わりに申請してもらうこともできます。

必要なもの

  • 廃止する実印
  • 本人確認書類(役所指定のもの)
  • 委任状(代理人の場合)

廃止したハンコは、実印の効力がなくなり「認印」となります。
もし、再び実印が必要になったときは、新しいハンコで再度印鑑登録の手続きをしてください。
その際は、同じハンコを使うのではなく、新しい印鑑で登録したほうが安全です。

はんこくん

市区町村によっては、窓口に行く前に電話で問い合わせると、印鑑証明が交付されないようにしてくれます。 なので、ぐ窓口に行けないのであれば、まず役所に電話してみてください。

印鑑登録をやめたい(=廃止したい)とき

「実印がもう必要なくなった」「実印をなくしてしまわないか心配」
など、実印が必要なく、持っているだけでもリスクを感じる場合は、印鑑登録をやめることもできます。

印鑑登録の手続きをした役所に行って、備え付けの「印鑑登録廃止申請書」に記入し、窓口に提出すれば印鑑登録を廃止できます。
もし、本人が役所に行けない場合は、代理人に委任状を渡して代わりに申請してもらうこともできます。

必要なもの

  • 印鑑登録証(印鑑登録カード)※マイナンバーカードで登録している場合はマイナンバーカード
  • 廃止する実印
  • 本人確認書類(役所指定のもの)
  • 委任状(代理人の場合)

廃止したハンコは、実印の効力がなくなり「認印」となります。
もし、再び実印が必要になったときは、新しいハンコで再度印鑑登録の手続きをしてください。

登録しているハンコがどれか分からなくなったとき

ハンコを何本も持っている場合、登録した印鑑がどれなのか覚えていないと、見分けがつかなくなってしまうことがあります。
「家族のハンコなどと混ざってしまって、どれが自分の実印だったかわからなくなった」という声もまれに聞くことがあります。
そんなときの対応方法を2つ紹介します。

印鑑証明書を発行して印影を見比べる方法

印鑑証明書を発行して、証明書に載っている印影と同じハンコをさがす方法です。
たとえ同じ名前が刻印されていても、三文判(大量生産された既製品のハンコ)でなければ、印影はひとつずつ違うはずです。
手持ちのハンコと証明書を見比べると、実印を特定できるかもしれません。

現在の印鑑登録を廃止して新しく実印を登録する方法

実印がどれかわからず、お手上げの状態の場合。
これは、ハンコをなくしてしまったのと同じことになってしまいます・・・。
そうなると、印鑑登録を廃止して、再度ハンコを登録することになります。
以下のリンクから、紛失したときの対処方法と、再度印鑑登録するときの方法を確認してみてください。
実印を紛失したときの対処方法はこちら

はんこくん

実印を作るときは、他のハンコと素材やサイズ・刻印内容を変えるなど、見分けがつくようにしておくと良いでしょう。
実印を作るときのポイントはこちらで詳しく紹介しています。
チェックしてみてくださいね♪

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