印鑑うんちく事典

印鑑ネット通販専門店シェアNo.1

印鑑うんちく事典

印鑑にはどんな種類がある?実印・銀行印・認印の違いも解説!

「印鑑を作ろうと思っているけど、どれがいいのかわからない」「実印や認印の違いは何だろう?」など、印鑑の種類で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、印鑑の種類や違い、よくある疑問について解説していきます。
ぜひ、あなたにぴったりの印鑑を見つけてください。

印鑑の種類

印鑑の種類一覧

印鑑には、個人用と法人用があり、そのなかでさらに種類分けされます。

個人用の印鑑

実印

実印の印面

銀行印

銀行印の印面

認印

認印の印面
法人用の印鑑

会社実印(代表者印)

会社実印(代表者印)の印面

会社銀行印

会社銀行印の印面

会社認印

会社認印の印面

角印(社印)

角印(社印)の印面

個人用の印鑑の種類

個人用の印鑑には、大きく分けて実印・銀行印・認印の3種類があります。
ここでは、それぞれの違いについて解説していきます。

実印

実印とは、市区町村の役所で印鑑登録をした印鑑のことで、個人印の中で一番重要なはんこです。
本人確認のために印鑑証明書(印鑑証明)とセットで求められることが多く、下記のような高額な取引の際に使用されます。

  • 不動産や自動車を購入・売却するとき
  • 遺産相続をするとき
  • 住宅ローンを契約するとき
  • 生命保険に加入するとき など

実印は一人1本のみ所有でき、登録できるのは原則15歳以上です。

実印のご購入はこちら

銀行印

銀行印とは、銀行や信用金庫などの金融機関に届け出をした印鑑のことです。
金融機関において本人確認の役割を果たすため、実印ほどではありませんが重要なはんこになります。
主に下記のようなシチュエーションで使用されます。

  • 金融機関(銀行)で口座を開設するとき
  • クレジットカードを作成するとき
  • 取引支店や氏名の変更をするとき
  • 窓口で預金を引き出すとき など

最近は、印鑑レスの銀行も増えており、銀行印が不要なケースが多くなっています。

銀行印のご購入はこちら

認印

認印とは、届け出をしていない印鑑のことで、日常生活のさまざまな場面で使用されます。
「確認しました」「承認しました」の意味があり、主に下記のようなシチュエーションで使用されます。

  • 宅配便を受け取るとき
  • 回覧板を確認するとき
  • 引っ越し(転出届・転入届)をするとき
  • 賃貸契約をするとき(※実印が求められる場合あり)
  • 会社で書類を確認するとき など

認印にはシャチハタが使用できますが、公的な届出書などではシャチハタ不可の場合もあります。
面接の際に「印鑑を持参してください」と指示があった場合は、シャチハタではない認印を用意しましょう。

認印のご購入はこちら

実印・銀行印・認印の違い

個人用の印鑑である、実印・銀行印・認印の違いは以下の通りです。
役割がそれぞれ違うので、用途に合わせて使い分けましょう。

実印

実印の印面
市区町村の役所で印鑑登録をした印鑑のことです。
不動産や車の購入、遺産相続など、重要な契約を結ぶときに使用します。

銀行印

銀行印の印面
銀行などの金融機関に届け出た印鑑のことです。
金融機関での口座開設や窓口で金銭のやりとりをするときに使用します。

認印

認印の印面
どこにも届け出をしていない印鑑のことです。
会社の書類や回覧、荷物の受け取りの確認など、日常生活の中で使用します。
実印と認印の違いは?

実印と認印は、それぞれ用途が異なります。
実印は車の購入やローン契約といった重要な契約時に、認印は回覧や荷物の受け取り時に使用されます。

なお、認印でよい書類に実印を押すのは避けましょう。
実印の持ち出しには紛失・盗難のリスクがあるうえ、印影(朱肉の跡)から実印を偽造されるケースがあるためです。

書体にも違いがあり、実印は偽造防止が重視されるので、「吉相体(きっそうたい)」や「篆書体(てんしょたい)」といった読みづらい書体がよく選ばれます。
認印は誰が押印したのか判別しやすいよう、「隷書体(れいしょたい)」や「古印体(こいんたい)」といった読みやすい書体が人気です。

また、重要な印鑑であるほど大きく作るという慣習があるため、実印の方が認印よりもサイズが大きいのが一般的です。
ちなみに実印は1人1本しか持てませんが、認印は役所に届け出る必要がないので複数持ってもOKです。

実印と銀行印の違いは?兼用してもよいですか?

実印は車の購入やローン契約といった重要な契約時に、銀行印は金融機関でお金のやりとりをする時に使用されます。
用途は異なりますが、どちらも金銭に関する印鑑のため、実印と銀行印を兼用すると盗難や偽造された場合のリスクが大きくなります。
実印と銀行印を兼用するのは避け、それぞれ別の印鑑で作成しましょう。

また、重要な印鑑であるほど大きく作るという慣習があるため、実印の方が銀行印よりもサイズが大きいのが一般的です。
ちなみに実印は1人1本しか持てませんが、銀行印は口座ごとに使い分けるケースも多いので複数持ってもOKです。

法人用の印鑑の種類

法人用の印鑑には、大きく分けて会社実印(代表者印)・会社銀行印・会社認印・角印(社印)の4種類があります。
ここでは、それぞれの違いについて解説していきます。

会社実印(代表者印)

会社実印(代表者印)とは、会社を設立するときに法務局に登録する印鑑のことで、丸印とも呼ばれます。
登録された印鑑は、法的な拘束力を持つ重要な印鑑になり、会社の意思決定を示すために使用されます。
主に下記のようなシチュエーションで使用されます。

  • 株券を発行するとき
  • 代表取締役が変わるとき
  • 企業を買収するとき など

会社実印(代表者印)は、個人の実印と同様に、印鑑証明書(印鑑証明)とセットで使用するシーンがあります。

会社実印のご購入はこちら

会社銀行印

会社銀行印とは、会社の銀行口座を開設するときに銀行に登録する印鑑のことです。
会社の金銭を直接動かすのに不可欠なはんこで、主に下記のようなシチュエーションで使用されます。

  • 口座から入出金するとき
  • 手形・小切手を発行するとき など

会社実印(代表者印)と会社銀行印を兼用する人もいますが、紛失や悪用のリスクを減らすためにも、別々に作成した方が安全です。

会社銀行印のご購入はこちら

会社認印

会社認印とは、会社実印(代表者印)を押すほどではない簡単な書類に、代表の印鑑が必要なときに使う印鑑のことです。
会社実印を使う機会を減らせるので、会社実印の紛失・悪用のリスクを減らせるメリットがあります。
主に下記のようなシチュエーションで使用されます。

  • 郵便物を受け取るとき
  • 簡単な契約書類に押印するとき
  • 社内の書類に押印するとき など

会社認印は専務取締役や部長など、役職者ごとに作成できることも特徴のひとつです。

会社認印のご購入はこちら

角印(社印)

角印は、印面が四角い印鑑のことで、会社の認印として使用されます。
主に会社名や屋号を刻印するため、社印とも呼ばれます。
日常的な業務で使用されており、下記のようなシチュエーションで使用されます。

  • 領収書や請求書を作成するとき
  • 社内文書を作成するとき など

認印として押印するため、会社のはんこの中で最も使用頻度が高いといえます。

会社角印のご購入はこちら

会社実印(代表者印)・会社銀行印・会社認印・角印(社印)の違い

法人用の印鑑である、会社実印(代表者印)・会社銀行印・会社認印・角印(社印)の違いは以下の通りです。
役割がそれぞれ違うので、用途に合わせて使い分けましょう。

会社実印(代表者印)

会社実印(代表者印)の印面
会社を設立するときに法務局に登録する印鑑のことです。
株券の発行や企業の買収など、重要な契約を結ぶときに使用します。

会社銀行印

会社銀行印の印面
会社の銀行口座を開設するときに銀行に登録する印鑑のことです。
口座の入出金や手形・小切手の発行など、会社の金銭を直接動かすときに使用します。

会社認印

会社認印の印面
会社実印(代表者印)の代わりに使用する印鑑のことです。
郵便物の受け取りや社内書類への押印など、会社実印を押すほどではないが代表の印鑑が必要なときに使用します。

角印(社印)

角印(社印)の印面
印面が四角く、会社の認印として使用される印鑑のことです。
見積書・納品書・請求書・領収書への押印など、日常業務の中で使用します。

他にもある!印鑑の種類

印鑑は他にも種類があり、訂正印・割印・蔵書印・落款印があります。
ここでは、それぞれの違いについて解説していきます。

訂正印

訂正印とは、書類や契約書の誤った内容を訂正するときに使用する印鑑のことです。
訂正印を押すことで誰が訂正したかが明確になり、他者による改ざんではないと証明できます。
正式な書類を訂正する場合は、その書類に押した印鑑と同じ印鑑が訂正印となります。

また、訂正印は帳簿や伝票などの訂正に使う小さな印鑑のことも指しており、限られたスペースに押せるので、小さな認印としても使用可能です。

割印

割印とは、2部以上の書類にまたがって印鑑を押すなつ印方法のことです。
分かれた印影(朱肉の跡)を重ねれば、「同時に作成された書類」と証明できるため、書類の改ざんや不正なコピーを防げます。

蔵書印

蔵書印とは、本の所有者を示すために押す印鑑のことで、蔵印、所蔵印、収蔵印、図書印、伝領印とも呼ばれます。
主に図書館の本に使われており、最初または最後のページに押して学校名や図書館名を明記しますが、個人でオリジナルの蔵書印を作り、お気に入りの本に押す使い方もあります。

落款印

落款印とは、日本画・書道などの作品が完成したときに作者が押す印鑑のことです。
必ず押す必要はありませんが、落款印によって「作品ができあがった」ことが明らかになり、作品全体の見栄えも良くなります。

【書類別】使用する個人印鑑・法人印鑑の一覧表

領収書や請求書など、書類ごとに使われる印鑑・はんこはさまざまです。
個人印鑑・法人印鑑それぞれの表をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

【書類別】印鑑の一覧表(個人)

  • ●通常使われる印鑑
  • 〇使われる場合もある印鑑
実印 認印
領収書 -
請求書 -
納品書 -
受領書 -
見積書 -
収入印紙
契約書
※重要な契約のとき

※シャチハタNG
覚書
※重要な契約のとき

※シャチハタNG
秘密保持契約書
※シャチハタNG
登記申請書
※登記権利者のみ可
借用書
※シャチハタNG
示談書
※シャチハタNG
株主総会議事録
※取締役会決議で代表取締役を選定する場合

※シャチハタNG
履歴書 -
※シャチハタNG
入社承諾書・内定承諾書 -
※シャチハタNG
雇用契約書 -
※シャチハタNG
退職届 -
※シャチハタNG
念書
※シャチハタNG
委任状 -
※シャチハタNG
出勤簿 -
身元保証書 -
※シャチハタNG
始末書
婚姻届 -
※シャチハタNG
願書 -
※シャチハタNG

※一般的な例であり、厳密なものではありません。

【書類別】印鑑の一覧表(法人)

  • ●通常使われる印鑑
  • 〇使われる場合もある印鑑
  会社実印 会社銀行印 会社認印 角印(社印)
領収書 - - -
請求書 - - -
納品書 - - -
受領書 - - -
見積書 - - -
注文書・発注書 - - -
注文請書 - - -
内定通知書 - -
退職証明書 - -
小切手 - - -
手形 - -
収入印紙 -
賞状 - - -
契約書
※重要な契約のとき
- -
覚書
※重要な契約のとき
- -
秘密保持契約書 - -
登記申請書 - - -
借用書 - -
示談書 - -
株主総会議事録
※代表取締役が重任する場合に代表取締役本人が使用
- - -

※一般的な例であり、厳密なものではありません。

領収書・請求書に使う印鑑について、さらに知りたい方は下記ページをご覧ください。

【シーン別】人生の節目で使用する印鑑の情報

結婚や起業(会社設立)など、人生の節目によって必要な印鑑はさまざまです。
下記サイトにシーン別の印鑑情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

印鑑を初めて買うなら印鑑セットがおすすめ

「印鑑の種類が多すぎて、どれを買えばいいのかわからない…」という方は、印鑑セットがおすすめです。
ハンコヤドットコムでは、個人・法人それぞれの印鑑セットを取り揃えており、単品で買うよりずっとお得です。

個人の印鑑セットはこちら

法人の印鑑セットはこちら

印鑑を作成する際の基礎知識

印鑑の素材(印材)の種類

印鑑の素材には、木材系、角・牙系、金属や樹脂などさまざまな種類があります。
男性では、耐久性・デザイン性が高いチタンの人気が高く、女性では、ナチュラルテイストの木材系がおすすめです。

印鑑の素材について詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。

印鑑のサイズの種類

印鑑のサイズは、実印・銀行印・認印など種類によっておすすめのものが異なります。
また、男性は大きめ・女性は小さめを選ぶことが多いですが、他の印鑑と区別しやすいサイズにしておくと便利です。

印鑑のサイズについて詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。

印鑑の書体の種類

印鑑の書体は、実印・銀行印・認印など種類によっておすすめのものが異なります。
最も可読性が低く偽造されにくい吉相体(きっそうたい、別名「印相体」)は「実印」や「銀行印」に適しています。
一方で、誰が押したか伝わりやすい隷書体(れいしょたい)や古印体(こいんたい)は「認印」に向いています。
法人用の印鑑では、吉相体よりは読みやすく「社名・役職名が把握できる程度」に複雑な書体である篆書体(てんしょたい)が人気です。

印鑑の書体について詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。

「自分の名前に向いている書体が知りたい」という方は、ぜひ書体プレビューをご活用ください。

名前別で書体の確認ができる書体プレビューはこちら

印鑑の種類と違いについてよくある質問

認印と三文判の違いは?

認印は自治体や金融機関に登録されていない印鑑を指し、一方で三文判は大量生産された安い印鑑を指します。
そのため、三文判を自治体や金融機関に登録すれば実印・銀行印になりますが、登録をしなければ認印になります。

三文判について詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。

会社印の丸印と角印の違いは?

丸印は形状が丸い印鑑のことで、会社実印・会社銀行印・会社認印が含まれます。
角印は形状が四角い印鑑のことで、会社の認印として使用されます。

さらに詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。

会社実印と会社認印の違いは?
会社実印は、法的な拘束力のある重要な印鑑で、会社の最高責任者(代表者)が使用するものです。
会社の意思決定を示すために用いられ、印影(朱肉の跡)が悪用されるケースもあるため、使用する際には慎重さが求められます。
一方で会社認印は、代表者の印鑑として使用されますが、会社実印ほどの法的な拘束力はありません。
そのため、会社実印の使用頻度を抑え、紛失や悪用のリスクを減らすために、法的効力が必要ない日常的な業務には会社認印が使用されます。
シャチハタと印鑑の違いは?

シャチハタとは、朱肉が必要ない、本体にインクが内蔵されているはんこの総称です。
本来、このようなはんこは浸透印と呼ばれますが、浸透印のメーカーである「シヤチハタ株式会社」が有名なため、通称「シャチハタ」と呼ばれています。
認印や訂正印として使用できるシャチハタですが、大量生産品のため同じ印面が他にも存在しており、悪用のリスクがあるため契約や届け出には使用できません。
また、印面がゴムのため、力加減によって印影(朱肉の跡)が歪む恐れがあり、真正性が求められる書類では不可となります。

一方、印鑑は木や金属などで作られたはんこで、力加減で印影が変わることはありません。
契約や届け出には、印鑑を使用しましょう。

さらに詳しく知りたい方は、下記ページをご覧ください。